棲みつくメロディ

最近、“ボレロ”のメロディが頭に棲みついて離れない。気がつくと鼻歌で唄ってるか、手でリズムを叩いている。リセットしたくても出来なくて、そろそろ困っている。
年明けに子供と見た「名曲探偵アマデウス」の再放送がボレロだったのが、事の発端である。クサいところもあったけど、N饗の人たちの苦労話*1が聞けたりして曲の説明が面白く、最後には演奏全部を映像で見られるという、なかなかスグレものの番組だった。これで子供たちがハマってしまい、何かというと「ボレロかけて」で、曲を聴きながら棒でそこらのものを叩いてリズム取ったり、唄ったりしていた。
ご存知の通り、ボレロのメロディはシンプルで覚えやすく、聞いたら忘れられない上に、嫌われないという大変なものだ。*2子供たちから家中に伝染してしまい、かならず誰かが鼻歌唄っている状態になってしまった。
さて、夜眠って、頭のメロディを忘れたとする。これでもう頭はクリアですっきり、のはずなのだ。ところが。朝、誰かがボレロを思い出して唄ったが最後、たちまち全員再感染して1日ボレロとおつきあい、となる。
実は、我が家では何年かに一度、この「棲みつき」系のメロディがはびこることがある。その栄えある初代は「クワイ川マーチ」だった。妻が何を思ったか「さる、ゴリラ、チンパンジー」って唄いだしたらもうダメで、私は会議中に「さる、ゴリラ、チンパンジー」をやってた事すらある。
皆さんもお試しあれ、「さる、ゴリラ、チンパンジー」ですよ。

*1:演目がボレロって決まった瞬間に、ソロの人は「え〜」げっそりらしい

*2:悪魔的、っていう表現がぴったり。ラヴェルってひと自体いくぶん悪魔じみてる気がする。