中古住宅

妻と中古住宅を見に行く。
いま住んでいるところは、賃貸、雇用促進住宅で、建物は既に清算・譲渡が決まっている。ただし、譲渡先が見付かっていない*1ので、そのまま住みつづけているのだが、遅かれ早かれ退去しなくてはならない。
いわきに転職してきて以来だから、もう10年以上も住んでいることになる。10年も経てば、ライフスタイルも変化するし、だいいち家族構成が変わる。私のところも人数が4人になっているし、子供は娘と息子なので、しばらくすると部屋数が足りなくなりそうだ。ということでだんだん引越し先を物色し始めた。ありがたいことに、住宅に詳しい妻が探してくれているので、私はこれはという物件を一緒に見に行く感じだ。
あまり固定資産に縛られたくないので、最初は賃貸を考えていたが、数が少ない上にロクな物件がない。安直な物件や半端に古い物件ばかりが目について、とても向こう10年住みたいようなものではない。小さな地方都市のせいか、どうやら賃貸で10年住んで次に移るというのは想定外らしい。探せば探すほどストレスが溜りそうだったので、思い切って中古住宅を買う方向で探してみることにした。
10年後の価格(価値はたぶん土地だけ)との差額が、現在の家賃と比べて見合う範囲の物件ならヨシという考えである。こうなると地方都市の強みが出てくるようで、そこそこの良さげな物件が出てくる機会が増えて、勉強をかねて何度か妻や子供と見に行くようになった。
ちなみに、今まで見に行ったうちで最高の物件は、こちらがあーでもないこーでもないと唸っているうちにさっさと売れてしまった。こちらもそんなにスグ動くつもりもないし、明らかに機が熟していなかったのでしょうがない。おかげで、本気で買うときは、マジメに要件を分析しておいて、見たら素早くジャッジをしなくてはならないことも分かった。ま、ボチボチいこかで、しばらく勉強です。

*1:引受け手がいないようだ。大きいハコで、はっきり言って持て余しているのだと思う。